巨大な倉庫を脱臭。荷物の臭い移りも怖くない

近年、商品への臭いの問題が増加傾向

メーカーによる商品の自主回収というニュースをたまに目にします。その中でも、近年、商品から異臭がするというクレームが増えてきております。

  • ●カップラーメンから防虫剤の臭いがする…
  • ●ミネラルウォーターを飲んだら、化学物質の臭いが感じられた…

皆さんも一度はニュースや新聞で記事を目にした人もいるかもしれません。昨今の食品偽装事件以降、消費者の目も厳しくなりました。商品から異臭が感じられる。これは意外にも、製造課程における問題よりも、商品保管中に起きる臭いの移り香が問題であることが多いようです。製造過程において問題が発生している場合、品質検査や官能検査によって判明し、未然に回避出来ますが、工場から出荷した後に検査することは、現実的に不可能です。

ケース1

ミネラルウォーターの購入者から、異臭をするとの問い合わせがある。メーカーの調査の結果、保管していた倉庫に臭いがあり、さらに、長期間保存していたことが原因との事でした。その商品回収の量が、何と4717万本。

4,717万本×120円=56億6040万円(末端価格換算)

たったひとつの臭いの問題で、数十億という、会社の屋台骨を揺るがすほど、深刻な損害を与えるのです。

ケース2

消費者より犬がペットフードを食べないという、問い合わせが殺到。メーカーで調べたところ、元々、化粧品が入っていた倉庫にペットフードを保管していた事が判明し、ペットフードに微量の化粧品に含まれる臭気成分が検出されたのです。犬は人間の嗅覚より1億倍も鼻が効くといわれております。

また、人間と違い、化学物質に慣れていない為、化学物質類の臭いを極端に嫌う傾向があります。その為、ペットフードを食べなくなったのです。

倉庫に保管しておいたペットフードは、全て処分することになりました。

損害額も相当ですが、ECOが叫ばれている時代に、こんなに無駄なことはありません。

オゾンが倉庫の臭気対策に大活躍

倉庫における臭気対策は容積が非常に大きい事から、消臭剤で対策を行うにも大量の消臭剤が必要であったり、換気設備を入れるのにも膨大な設備になってしまいます。そこで、最近注目されているのが、オゾンによる脱臭・除菌です。

オゾンは0.1ppmから脱臭や除菌に対しての効果が上がってきます。10,000m3倉庫内に0.1ppmの濃度に満たすのには、必要オゾン量は10000mg/hです。

※10000m3÷10,000 mg/h÷2.14÷3=0.155ppm

オゾンの脱臭力が非常に高いものがありますので、いとも簡単に脱臭を可能にします。

また、大抵の倉庫は天井が5m近くもありますが、オゾンはガス体である為、隅々まで行き渡り、効率良く隅々まで、脱臭・除菌が可能です。