オゾンが物流の無駄を無くします。

においで運賃が変わる!?

物流というのは、荷物(大きさ・重量)によって運賃が変わるのはご存知だと思います。

しかし、”におい”によっても運賃が変わるのは、あまり知られていないでしょう。

商品ににおいが付着してからでは手遅れ

具体的に説明すると、8tトラックが横浜から仙台までコーヒー豆を運ぶとします。横浜から仙台までは東北道を使って320kmぐらいあります。渋滞が無ければ約5時間ぐらいです。

しかし、問題が発生しました。それは、コンテナにたっぷり染み込んでしまったコーヒー豆のにおいです。コンテナにコーヒーのにおいが付着してしまった状態で、バナナを積み、横浜まで戻るとしましょう。段ボールは非常に臭気が染みこみやすい構造をしているので、横浜に到着する頃にはコーヒーの香りがたっぷり染み込んだバナナの荷物になってしまいます。

当然、商品価値が無くなってしまいます。

  • コーヒー臭でいっぱい!これでは、コーヒー豆以外に荷物をのせられません。
  • そこでオゾン脱臭 においもすっかりとれて、他の積み荷も載せることが出来る!

以上の理由により、物流業界は、臭いの染み込んだものを非常に嫌う傾向があります。往路に臭いが強い積み荷を載せた時は、復路も同じ積み荷を載せる。

しかし、積み荷を卸させる主要港は決まっており、往路も復路も同じ積み荷というケースはそうないと思います。この場合、復路は空気を積んで(つまり空便)走る可能性が高くなりますので、運送業者はとても嫌がります。リスクがあるので、運賃も必然的に高くなります。

そこで、登場するのがオゾンです。コンテナは非常に狭い容積で、密閉度もある程度高いので、オゾンを燻蒸させやすい状況にあるといえます。積み荷を降ろした状態で、コンテナ内にオゾンを燻蒸させると付着・染み込んだ臭気を脱臭することが出来ます。オゾンを使えば、もう臭い移りは怖くありません。