一般に香水とは、香料をアルコールに溶かしたものをいいます。香水の濃度は、一定のものではなく、アルコールに溶かした割合(賦香率-ふこうりつ)によって分類がされます。①パルファム(濃度15~25%) ②オードパルファム(濃度10~15%) ③オードトワレ(濃度5~10%) ④オーデコロン濃度(3~5%)です。いくら換気行っても香水の臭いが抜けない場合は、パルファムやオードパルファムが染みついている可能性が考えられます。
また、ひとつの香水には、数十から数百種類の香料が調合されています。そのため、同じ香りがずっと続くのではなく、さまざまな香りが時間によって揮発いたします。香りの変化は、トップノート、ミドルノート、ラストノートの3つに分けられ、客室にいつまでも残る臭いはラストノートの香りです。
ラストノートは非常に分子結合が強くちょっとやそっとでは取れません。
オゾンでどの程度臭いが取れるのか?
内容 | 臭気濃度 | 臭気強度 |
---|---|---|
無臭 | 0 | 0 |
やっと感知できるにおい | 10 | 1 |
何のにおいか判る弱いにおい | 20 | 2 |
においを感知するが許容できるレベル | 30 | 2.5 |
楽に感知できるにおい | 50 | 3 |
強いにおい | 100 | 3.5 |
非常に強いにおい | 150 | 4 |
強烈なにおい | 200以上 | 5 |
【条件】
直径200mm×200mmの綿100%の布地に、D社製PとFの香水を、それぞれ2ccずつ噴霧したものをサンプルとして用いた。
こんな時に!
香水をこぼしてしまった時。
室内に、お香の臭いが染み込んでしまった時に。