オゾンの除菌について

オゾンで除菌

インフルエンザなどの流行により、除菌に対しての国民の意識はとても高いものになりました。身近に除菌を行えるものとして、アルコールや緑茶成分(カテキン)配合など、さまざまなアイテムがあります。

しかし、アルコールなどに代表される薬剤の除菌は、便利で手軽に行える半面、薬剤が触れた面しか除菌されないことや、

※1耐性菌の発生など、一長一短なところがあります。

近年、日本ではインフルエンザウイルス、ノロウイルス、SARS、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)等、生命の危険を脅かす可能性のある感染症の話題をよく耳にするようになりました。細菌やウイルスなどのタイプも年々変化していき、今後、菌に対して感染に脅える日々が続くのでしょうか。

そこで、注目されているのが、オゾンです。

※1薬に対して抵抗力を持ってしまい、薬が効きにくくなった菌のこと

オゾンと薬剤の除菌方法の違い

一般に、薬剤による除菌の場合、細菌やウイルスの細胞膜や、遺伝子の複製等に作用します。これでは、遺伝子の変異等により、その薬剤に対する耐性を持った菌やウイルスが発生する恐れがあります。

一方、オゾンによる除菌は、細胞膜の破壊、細胞膜タンパク質の不活化をします。さらに、オゾンは遺伝子に対する親和性も高いため、遺伝子の不活化や、細胞内酵素の失活によっても死滅します。これらの作用により、細菌やウィルスの細胞膜が破壊、不活化されたことで溶菌が起こり、菌が死滅しますので、耐性菌が発生する恐れはありません。

■ オゾンのメリット